店舗ホームページ制作の費用相場【2026年最新版】
初期30万〜200万の内訳を徹底解説
「HP制作の見積もりを取ったら50万円と言われた。これって高い?安い?」
発注経験のない中小店舗オーナーが最初につまずくのが、費用の適正判断です。本記事では2026年時点の実勢価格を、制作方式別(制作会社/フリーランス/テンプレート/サブスク型)に整理。見積書に含まれるべき項目、ランニングコストの内訳、年間TCOまで発注者視点で解説します。
結論:制作方式で費用は10倍以上違う
同じ「店舗ホームページ制作」でも、依頼先によって初期費用は10倍以上、ランニングコストは20倍以上変わります。まず全体像を押さえましょう。
| 制作方式 | 初期費用 | 月額ランニング | 納期 |
|---|---|---|---|
| 大手・老舗制作会社 | 100万〜300万 | 1〜5万 | 2〜4ヶ月 |
| 中堅制作会社 | 30万〜80万 | 5千〜2万 | 1〜2ヶ月 |
| フリーランス | 10万〜50万 | 0〜1万 | 2週〜1ヶ月 |
| テンプレート型(Wix等) | 0〜5万 | 1,500〜5千 | 即日〜2週 |
| サブスク型(KUROO等) | 3万〜10万 | 2千〜1万 | 1〜2週 |
「安ければ良い」「高ければ安心」ではありません。大事なのはサービス範囲と継続運用費を正しく把握すること。以下、方式ごとの中身を見ていきます。
1. 大手・老舗制作会社(100万〜300万)
企画・戦略設計・ディレクター・デザイナー・エンジニアが分業し、20〜40ページ規模のサイトをゼロから構築するケース。上場企業や中堅BtoB企業のコーポレートサイトに多い価格帯です。
含まれる内容
- ブランドヒアリング・競合調査・ユーザー調査
- オリジナルデザイン(Figmaでの複数案提示)
- コーディング・CMS構築(多くはWordPress)
- 撮影・ライティング
- 公開後の保守契約(月額込み)
個人店舗がこの価格帯を選ぶ合理性はほぼありません。人員コストを吸収できる規模の事業向けです。
2. 中堅制作会社(30万〜80万)
10〜20ページ規模、テンプレートをベースに業種に合わせてカスタマイズするパターン。地方の制作会社や、業種特化を謳う会社の主戦場です。
相場は「初期50万円+月額1万円の保守」が典型。ただし見積書の「一式」表記に注意。「デザイン一式」「コーディング一式」とだけ書かれていると、修正回数・ページ数・画像差し替え費が含まれるか不明瞭になります。
3. フリーランス(10万〜50万)
クラウドソーシング(ココナラ・ランサーズ・クラウドワークス)で探せる個人制作者。質のブレが大きく、ポートフォリオと稼働中レビューの確認が必須です。
価格レンジの目安
- 10〜20万:テンプレート流用+ロゴ・写真差し替え中心
- 20〜35万:オリジナルデザイン+5〜10ページ
- 35〜50万:デザイン+コーディング+CMS組込
4. テンプレート型(Wix・Jimdo・ペライチ)
自分で作れば無料〜月額数千円。ドラッグ&ドロップで作れる手軽さが魅力ですが、「作る時間」が最大のコストです。写真撮影・文章執筆・レイアウト調整で、慣れない人は30〜60時間かかります。
また、プラットフォームに依存するため、サービス終了時にサイトが消えるリスクがあります(実際、海外では無料HPサービスの終了が複数あります)。
5. サブスク型(月額制HP)
初期費用を抑え、制作〜運用〜改善を月額で継続するモデル。KUROOもこのカテゴリです。
- 初期費用:3万〜10万(制作会社の1/10)
- 月額:2千〜1万(サーバー代・SSL・更新代行込み)
- 納期:1〜2週間(テンプレベースで短納期)
注意点は「解約条件」。解約時にサイトが消える/ドメインを持って行けないサービスもあります。契約前にデータの所有権と退会時の扱いを確認してください。
見積書で必ず確認すべき6項目
- ページ数:見積書に明記されているか
- 修正回数:「3回まで無料」等の制限
- 写真・ロゴ:撮影は別料金か、支給か
- 文章執筆:ライティングが含まれるか
- ドメイン・サーバー代:初期費用に含むか、別途請求か
- 保守費用:納品後の更新・SSL更新が誰の責任か
見落としがちなランニングコスト
初期費用だけに目が行きがちですが、HPには毎年の維持費がかかります。
- ドメイン代:年1,500〜5,000円(.jp/.comなど)
- サーバー代:月1,000〜2,000円(Xserver・Sakura等)
- SSL証明書:月0〜1,000円(Let's Encrypt無料)
- CMS更新・セキュリティ保守:月2,000〜10,000円
- コンテンツ更新代行:月5,000〜30,000円
合計すると年6〜40万円。10年で60〜400万円になります。「初期50万円で作って終わり」のつもりが、10年後には総額400万円超になっていた、というのはよくある話です。
結局いくらが適正か?(業種別の目安)
| 業種 | 推奨予算(初期+年額) |
|---|---|
| 整体院・美容院(1〜2名規模) | 初期3万〜30万+年3万〜12万 |
| カフェ・飲食店(10席〜30席) | 初期5万〜50万+年5万〜18万 |
| 士業(1人事務所) | 初期10万〜60万+年5万〜15万 |
| 小規模BtoB企業(〜10名) | 初期30万〜120万+年10万〜30万 |
まとめ:3つの落とし穴を避けよう
- 「一式」表記の見積書は要注意。必ず内訳を聞く
- ランニングコストの総額で10年試算する
- ドメイン・ソースコードの所有権をクライアント側に残す
HP制作は発注後10年以上続く投資です。初期費用の安さだけで判断せず、総保有コストと運用体制で選ぶことをお勧めします。